はじめまして、上田家です。広島県庄原市の山奥の集落で、夫婦と子供3人、犬・猫・鶏などと共に賑やかに暮らしています。農薬や市販の肥料を使わずに米や野菜を作り、少しだけ販売もしています。とぉちゃん（えいま）は茅葺き職人を、かぁちゃん（ちえ）は子育てをしながら、絵画製作、染織などもしています。

住んでいる場所やしていることは少し変わっているかもしれませんが、どこにでもいる普通の家族です。えいまとちえはぬけたところが多々あるので、いつもまわりの方たちに助けてもらいながらなんとか生きています。

このサイト「イトトンボ通信」ではそんな上田家の暮らしを、４コマまんがや文章、写真などで発信しています。移住、田舎暮らし、農業、子育てのことが中心です。身近なことを発信する小さなメディアです。

えいまの出身は石川県、ちえの出身は山口県です。二人がこの地に移住することになった経緯も少し変わっています。

2012年、福島県いわき市から広島県へと自主避難してきた「ふくふく牧場」、ひょんなことからその再建の手伝いをすることになりました。当時住んでいたのは広島市。庄原市までは当時唯一の足だったスーパーカブで片道３時間半かかりました。ボランティアは約２年間続けました。その間にふくふく牧場のある地域の人や自然に惹かれて、「こんなところに住めたらいいなぁ」と思っていたところ、なんと空き家を紹介してもらったのです。当時の私（えいま）は何浪もして入った大学を出たものの就職もせずにふらふらしていた状況でした。農業がしたくても経験もお金もありません。移住の地を探して色々土地を回り、物件も見ていたのですが、そんな若造が理想とする場所なんて見つかりっこないと思っていました。そんな状況だったので、農業ができる、しかも上流に集落のない無農薬にぴったりの土地を紹介してもらい、すぐに移住を決めました。

そこらへんの経緯や、移住してからの結婚、出産、子育て、茅葺き職人になる話などをこの通信の中で発信していこうと思っています。

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