稲の苗の話です。
苗は自分で作ったり、農協などから買ったりします。自分のところでつくっている農家は、大抵多めに苗を作ります。成長が悪かったり、思わぬ被害に遭うこともあるからです。田植え後、あまった苗で植田直しをします。
「植田直し」とは、田植え機で植えきれなかった隅などに手で補植することです。
植田直しをしてもあまった苗は、田んぼの隅にしばらくかためて置いてあることがあります。それらは大概使われません。
うちも自分たちで苗をつくっているのですが、まだまだ未熟なので、失敗することも多く、田んぼに対して少ない年も多いので、それを知っている地域の方がこうして声をかけてくれるんです。
品種にもよるんですが、一般的な育苗期間は約30日です。これは機械植えに合わせた日数です。うちは手で植えるので、もう少し大きくなった苗を45日以上かけて育てています。